2019-2020 YCE 受入報告

そして、関会長の車で水戸に戻り、水戸LC教育環境委員会を中心としたメンバーでの歓迎会でお迎え。私はサプライズで横断幕を手配していたが、手違いで当日には間に合わず残念(後日届き水戸市長表敬訪問、クリスマス例会では無事に披露!)ポール君は日本食がご家族も大好きとの事、歓迎会を開いた居酒屋でも美味しい美味しいと見事な食べっぷりを披露してくれた(帰りの車でお昼を食べそこなっておなかペコペコだったことが判明。早く言ってくれたらいいのに!)

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12/13(金)
居酒屋での歓迎会
 「おいしい!おいしい!」と覚えたての日本語で喜んで見事な食べっぷりを披露!!

来日前に2週間のプランを本人に送り、実際に到着してから再度本人の希望を聞きながらの2週間にするつもりであったが、翌日のミニ畳体験(関川畳店さん大変お世話になりました)をとても気に入ってくれ、また作ったミニ畳はお土産にも丁度良いサイズで、そのあとの畳を作る工程を見学しながら、終始ご機嫌。

畳作り体験終了後、塀和幹事、L三橋にもお世話になり、珍しいうどんを食べることができるという”椛や”さんに向かう。大きなたらいで出てくるうどんにびっくりしたり、又喜んでくれたり。午後の本人希望の歴史館巡り・・私は疲労困憊にて途中で離脱・・L三橋の素晴らしい案内で日本の歴史を紐解いてくれた。

翌日の日曜から月曜はYCE歓迎パーティーが成田ビューホテル、またディズニーランドに行く予定が組まれており、火曜から通わせてもらう茨城キリスト高校への通学する制服代わりの黒いズボンとYシャツ、ベルトを午前中に急いで買い物に行き、午後はL大久保が成田へ運転して連れて行ってくれるのを待ちつつ、道中食べるであろうおにぎりを作り持たせた。

 12/16(月)鉾田LCのL加藤の車で成田から帰ってくるポールのお迎えにひたちなかへ。

翌日から4日間と短い期間ではあるが、日本のハイスクールライフを体験してもらう。初日は私もホストマザー保護者としてドキドキしてポール君と2人電車に乗り登校。若干緊張しつつも、高校の門の前で記念に写真を撮って~とイマドキ男子でもあるポール。英語が堪能な先生や、クラスメートと楽しく過ごした様子で毎日とにかく楽しく通学しており、最終日はクラスメートからの寄せ書き色紙ももらってくる程溶け込むポジティブな性格!(茨城キリスト高校の皆さんのご厚意、ご親切にも大変感謝しております)

12/18(水)学校から帰宅後、我が家の息子と2人で電車に乗り水戸へ。水戸駅では幡谷(史)会計の高校生の息子君に待機してもらい無事ホテルレイクビューに到着、当クラブのクリスマス例会に出席。1分間のスピーチを来日前に伝えたが、日本語で挑戦してみるということで、まず彼のスピーチを私が日本語に訳し、そのあと家族と大特訓。本番はちょっぴり緊張した様子だったが上手く伝わったとはず!幡谷(史)会計の息子の英語が得意な将史君にクリスマス例会時では話し相手になってもらう。L鈴木家に滞在中のアメリカから留学生ウィル君とは偶然にも茨城キリスト高校で知り合い高校生3人で意気投合してすっかり打ち解けていて一安心。中1の我が息子もお兄ちゃん達に頑張ってくっつき虫。

12/21(土)はL若山にも参加してもらい、ポール君希望の東京スカイツリーへ私と息子と4人で出かける(夫は生憎仕事で欠席。。)付き添った私たちも初めてのスカイツリーで楽しくてっぺんまで観光。昼食はうどん好きなポールが絶対喜んでくれるはず!夫が勧めてくれたおきにいりのうどん屋「つるとんたん」へ。大きな大きなうどんどんぶりにこれまたびっくり大喜びのポール。しゃぶしゃぶうどん2玉をペロリとすっかり完食する食べっぷりのよさを見せてくれた。

翌日12/22(日)はやっと休日の夫が大洗水族館に朝から連れて行ってくれ(私と息子は東京の疲れでついていけず、途中合流することに)午後の茨城ロボッツのバスケットボールゲーム観戦。その後塀和幹事の完璧なエスコートにてL田﨑の居合道体験。刀を構えて所作を習い、上杉謙信縁ある貴重な扇子をお土産に貴重な体験。そして「こたつカフェ」にて夕飯。鴨鍋、トマチーズ鍋などなど、満腹で楽しく美味しい一時。

12/23(月)高橋水戸市長表敬訪問。ポールはルービックキューブが得意で息子も特訓の成果で2分弱程度で全面クリアーできるように!なんと彼は数10秒で全面クリアーできる達人。せっかくだから水戸市長の前で披露することにして、ルービックキューブ持参で市長室へ向かう。(今までそんな人いたのかしら?)日本語での挨拶をして高橋市長と歓談、そしてルービックキューブの披露。(市長から息子も挑戦する時間を頂き2分弱で無事揃いほっと一息・・)

市長からのシンガポール情勢等の質問にも臆することなく答え、16歳で海外に来て市長の前でも堂々たる態度にホストマザーとしても嬉しく思いつつ、、訪問終了。

その後提灯作り体験。L渡辺(秀)大黒鮨さんのご好意で握り鮨作り体験をさせてもらい、鮨屋の小僧姿に。自分で握った鮨に感動しつつ、大将の握ってくれた美味しいお寿司を頂く。

12/24(火)帰国日もせまる中、ようやく夫も休みが取れ2日間は家族全員でポール君の思い出作り。麺類が大好きなポール。うどんは食したので、今度はラーメン屋さん。大好きなとんこつラーメンに舌鼓。

 夕方から送別会を夫と私で企画。大髙ガバナーは大変残念ながらご多忙でご欠席でしたが、栗山ZCはじめ、水戸LCメンバーにも参加して頂き15名でクリスマスブッフェー。寄せ書きをみんなからプレゼント。記念に全員で写真を撮る。

12/25(水)雲丹のお寿司を食べに那珂湊の市場内のお寿司屋さんに。雲丹、いくら、大トロ、などなど新鮮で大きなネタに感激して満腹に食べてくれた。回転寿司でもシンガポールのお寿司に比べてなんて新鮮なんだ~!って興奮して食べていたが、那珂湊の市場寿司は格段だったようで感激も倍増。

もしも息子が2人いるとこんな生活なんだ~と家族での2週間の体験。外ではしっかりしてクールに決めているポールも、我が家ではリラックスしてくれている証拠か彼の部屋は荷物があちこちに散らばっていたりと微笑ましいエピソードも多々。でもリラックスしている様子は、私たちにとって疲れつつも安堵感。息子とも兄弟のように直ぐに仲良くなり、2人でずっときゃっきゃっと楽しみ遊んで騒いで。ポール自身は弟だけど息子の前では兄貴分を発揮くれた。

そして、今このご時世はSNSで無料通話も簡単にでき、ポール君はシンガポールのママに電話をしたり、お兄ちゃんのルーク君ともグループを作り、日本とシンガポールで日々の写真を共有して楽しんだり。時代が変わったんだな~とつくづく感じた。こんなに便利な世の中になっていたらホームシックにもあまりかからないのでは?私が海外に出た時代は、FAXが精一杯で、国際電話はとても高く、切羽詰まってほんの数分話す程度だったが、今日では簡単に写真もぱぱっと遅れる時代!カルチャーショック!!

 ポールは16歳のイマドキのお兄ちゃんでもあったが、時には真面目な話をすることも。高校を卒業して3月まで約5か月間の休暇利用しての日本行きを決めたことや、4月から2年間ジュニアカレッジに通うこと、そのあとは兵役義務に2年間つくことなど。自分の将来の目標をきちんと定めており、しっかりしたご両親に育てられているんだと強く感じた。16歳で、異国で自分の意見をしっかりと自分の言葉で話すことができるというのは凄いと思い、同時に我が家の息子にも是非見習ってほしいと感じた。日本人は自分の意見を他人に伝える事や討論が苦手と言われているが、育った環境や学び方等も他国とは異なるのも理由の一つだろうか。いざ日本から一歩外にでると苦労する事も多いので早くから身に着けておくと将来のためになるかもしれなり。(私自身海外で暮らして実感した)

「空気を読む」なんてことは日本人以外にはほぼ不可能に近く、そもそも何故空気を読む必要があるの?などと逆に質問されてしまいがちである。

 さてそれはさておき、12/25(水)いよいよ帰国日の前日ようやく私の両親と初めてゆっくりと食事をする時間がとれ、家族でのクリスマス会。毎年恒例の我が家のクリスマスプレゼントオープンタイム。ポールがさみしい思いをしないようにと、彼の分のプレゼントもいくつか用意をしたが、彼はこれまでにもらったプレゼントを開封せずにクリスマスまで待っていてそれらも全て一緒に開封。私の両親も素直なポールがすっかり大好きになり楽しいひと時。

12/26(木)ポール帰国の日。朝5時には全員起床して6時前に成田空港に出発。寂しい気持ちを隠しながら・・やっぱりお別れは寂しい。

ところが成田空港に着くと、他の3人のシンガポールからの留学生と合流し、わいわい楽しくおしゃべりしていたポール。。マイペースでチェックインしているのに他の留学生を探しにどこかに行ってしまったり・・ほんと母さん大変だよ、の気持ち。(苦笑)だけど最後はやっぱりしんみりとハグしてお別れしたが、ワン家のお母さんとも親しくなり、兄ルークも含めてこれからも家族ぐるみで親しく仲良くお付き合いをしていける貴重な財産の一つとなった。

 海外在住経験もある、インターナショナルファミリーな我が家にとってこれまでも留学生のアテンドや通訳や海外からの友人や家族がちょくちょく来日するので、ホストファミリーにしても、苦にはならずむしろ楽しめるが、今回のように仕事も多忙を極める中、2週間のホストファミリーを引き受けるのは、正直とても大変でもあった。夫と息子の家族の協力がなければ、とても全うできなかったかもしれないので感謝。また、塀和幹事、L若山、L石川(雅)、L三橋、L大久保、L鈴木など水戸LCメンバーの貴重なサポートも助かった。

 それと同時に2週間はとても長い期間であり(特に師走の時期!!)、ホストクラブと連携をしないと、ホストファミリー任せになるととても重責になることも今後改善されるとますます素晴らしいホストクラブ、ホストファミリーとしてYCE生を迎えることができるのではと、個人的には感じた。

 結果として、ライオンズクラブの事務局としても、また、プライベートの私自身としても、非常に貴重な素晴らしい体験ができた。偶然にも6月の国際大会はシンガポール開催。ワンファミリーからもぜひお会いしましょう!という招待を頂き家族同士の再会ができるかもしれないことを楽しみにしている次第である。

 貴重な経験をさせて頂いたライオンズクラブにも感謝。

そして、ポール君、また近いうちの再開楽しみにしていますよ♪

水戸ライオンズクラブ 事務局員 プリンス由記子

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